「ユキカウ セカイ」
「…他人の夢に忍び込むとは、ずいぶんと行儀がよろしいようですね、ボンゴレ?」
警戒が透けて見えるだろう声音で問う。
《ボンゴレ》の部分に韻を置けば推定・沢田綱吉は薄く苦笑した。
ますますもって疑いが深まる。
だが、あくまでもここは骸の夢の内。
己が領域であいまいなものが存在するはずもない。つまりは、《コレ》は沢田綱吉以外の何者でもないのだ。
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「強情なのは貴方でしょう。」
「毎度毎度こりずに家出するお前には言われたくないよ。」
ため息を吐いて。するりと滑らされた指。
つながれた手のひらに骸は芯が冷えていくのを感じる。
分かりやすい嫌悪を受けながらそれでも綱吉は手を離さず。必要以上に力を強めもせずに歩き出す。